電源ケーブルにノイズフィルターをつけると音に迫力がなくなってつまらない音になった経験と、ハブやLANケーブルを変えることによって音質の改善。2つの結果から、LANケーブルなどにノイズフィルタを挟んだら、どうなるのか?そんな疑問を持ったので、 NTTアドバンスドテクノロジーのEMCノイズフィルタ DMJ100BTを購入してみました。
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DMJ100BTの説明を読むと、コモンモードチョークコイルを内蔵した中継コネクタらしいです。コモンモードチョークコイルってなんぞや?
コイルを巻いて発生した磁束で、ノイズを打ち消すのか?ウェブで探して、説明を読んでみても意味がよくわからない。難しいことはおいといて、聞いて判断しよう。
説明の図を見ると打ち消すノイズの帯域はラジオ波(短波、中波)、アマチュア無線波が対象みたいです。これで効くならラジオ波がケーブルに乗ってきて、音質に影響を与えているってことになるのか?アンテナもケーブルだからその可能性もあるのか…などと頭のなかで考えつつ配線を変えて聞いてみました。
実際に使ってみた
これをこんな感じで接続してそれぞれ聞いてみました。
ハブ─ケーブル─ノイズフィルター─ケーブル─プレーヤー
ハブ─ケーブル─ノイズフィルター─ケーブル─NAS
ハブとプレーヤーの間に挟んだ場合は、やっぱりつまらない音になる気がする。ハブとNASの間に挟んだ場合は、なんとなくクリアになったというか少し改善した気がする。でも思ったほどの効果はないんだよなー。
直接接続しても効果が薄いなら、間接的に効きそうなところを探そう。ノイズがオーディオに影響を与えるなら、ノイズはどこから来るのか?そんなことを考えながら、一つ試してみようと思ったのは、ハブにつながってるプレーヤーとNAS以外のケーブル、ここからノイズがやってくるのかもしれないとピンときて、ルータとハブの間のケーブルに接続してみました。
ルータ─ケーブル─ノイズフィルター─ケーブル─ハブ
これは聞いた途端に、団子状態だった音がサラサラキラキラの砂みたいに細かくなって、とてもクリアになったのがわかりました。
ルータに刺さってるのはパソコンとかレコーダとか、無線だとスマホとか、大したものはつながってないけど、こいつらからノイズが入ってきたってことですかねぇ。ケーブルは受信アンテナのように空中から拾うのかな?
原理は考えてもわからないけど、自分の中にノイズフィルターは直接より間接の方が効くっていうセオリーができあがった感じがするなぁ。
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